業務用スーパーファミコンボックス(PSS-001) H/W編(内部構造)

概要説明

業務用スーパーファミコンボックスとは何かというとファミコンボックスのスーパーファミコン版です。
ちなみにハード・ソフト開発はHAL研究所が担当でデザインが一新されコンパクトになっております。(20インチクラスのテレビを載せれる)
しかしファミコンボックスでは最大15本までゲームを格納出来ますがスーパーファミコンボックスでは最大5本と少なくなりました。
その代わりにゲーム操作マニュアルが内蔵されたり装置設定がメニュー形式になりました。

外観(コントローラは脱着可能なので外してあります)

業務用スーパーファミコンボックスコインボックス有/無

前面(四角い穴にSFCのコントローラを収納する)

横

横(コインボックス無し)

背面(電源ユニットはファミコンボックスと共用なので外してあります)

背面拡大図

カギ

カギはファミコンボックスと共用なので使い回しが出来ます。（コインボックスについては不明）
カギのメーカーはタキゲン製造株式会社です。
前面のフタを開けるには前面パネルキーが2個必要です。理由はカギをOPEN方向に回すとキーが抜けないからです。

カギ(MASTERキーはVISITORキーを細工した物です)

内部写真(分解状態～組立完了まで)

フレーム・前面スイッチ・コントローラコネクタ・ビデオ/RF出力ユニット

マザーボード取り付け

課金制御回路基板

マザーボード～コントローラコネクタ

カートリッジ収納基板

カートリッジ収納基板装着1

カートリッジ収納基板装着2

コントローラー収納部下カバー

コントローラー収納部上カバー
(上カバーを引き抜く事でコントローラーの交換が可能)

補強フレーム装着

カートリッジ装着
(上段オプションカセット・下段レギュラーカセット装着)

マザーボード

マザーボードは2枚の基板で構成されています。通常のSFCと同じ部品です。

CPU:S-CPU B (5A22-02 3MB 83)
ビデオコントローラー:S-PPU1 (5C77-01 4AU 9J)
ビデオコントローラー:S-PPU2 C (5C78-03 3MB 9V)
CPU ワーキングRAM:S-WRAM A (9441 T90F)
サウンドCPU:S-SMP (SONY Nintendo'89)
サウンドDSP:S-DSP A(SONY'89 348AC8VZ)
D/Aコンバータ:NEC D6376 ※S/PDIF出力改造可能型番

課金制御回路にはSRAMとCR2032が搭載されゲームの稼働状況・設定・時刻・自己診断機能が搭載されています。
なお空きパターンがありますがオプションの集中課金インターフェイス用の部品を装着するための予備だと思われる。
（リチウム電池が電池ホルダーになってますが改造してあるので通常はハンダ付けしてあります）

RTC:S3520CF2(Seiko)
SRAM:SRM20257LM12(S-MOS Systems)

マザーボード基板表:MAIN 0871-100A